2016.04.15

企業の取り組み:EY税理士法人

インタビュー日:2016年03月22日

EY税理士法人

【インタビュー】
板橋靖久さん:パートナー米国公認会計士
一藤隆弘さん:タレントマネージメント部ディレクター
王健智(Rath Wang)さん:シニア・コンサルタント / Unity代表

LGBT就活_EY税理士法人御中写真

 

−− EYグループ全体としてのダイバーシティの取り組みを教えて下さい。

板橋さん:弊法人は、グローバルレベルでは150か国以上の国にて22万2000人(2016年現在)が勤務する会社であり、もともとダイバーシティに富んだ環境にあると思います。そのため、グローバルレベルでダイバーシティへの取り組みは非常に盛んです。
日本のEY税理士法人では、2015年9月にD&I(Diversity & Inclusiveness)コミッティを立ち上げ、4つの分科会を設立しました。具体的にはLGBT、障がい者、多様性、スマートワークの4つの分科会です。分科会での活動を機に更にD&Iを加速させていきたいと考えています。

 

−− 貴法人がダイバーシティを推進している背景を教えて下さい。

板橋さん:従来から”業界で最高の成果を上げることのできるチームを目指す”ことが企業の競争戦略として位置付けられています。
そして、これを実現するには個人の能力を最大限に活かすことが重要だという考えがあります。
また、幸いにも、社風としても海外勤務の経験のある職員が多かったりと、”違い”が受け入れられやすい雰囲気があると思います。

一藤さん:我々のビジネスのあり方も背景にあると思います。
まず1つ目にパートナーシップ制をとっていることが挙げられます。EYグループは、資本関係ではなく、理念やルールを共有するentityの集合体です。いわゆる親会社というものは基本的に存在しません。本社から「これをやりなさい」という形ではなく、互いの会社が独立しながら、良いものを吸収し、多様な価値観を認めることが、ビジネスモデルそのものなのです。
2つ目にプロフェッショナルが集まってHighest performing teamをつくり、お客様に卓説したサービスを提供することが、私たちの使命だということです。Teamingのためにはright mix、そしてD&Iが不可欠な要素です。
3つ目に我々のビジネスはPeople businessなので、人間性を含めてひとり一人が持っているもの全てが資産だということですD&Iは人間性を豊かにします。

 

−− 貴法人のLGBTの取り組みを教えて下さい。

一藤さん
⑴経営トップのコミットメントによる王健智さんのようなLGBTリーダーの活動支援
⑵結婚祝金制度や転勤規程の枠組みに同性パートナーを含めるなどの人事規程
⑶グループ内のネットワーク構築
の3点が主な取り組みです。特に3つ目のLGBTネットッワーク「Unity」は、スタートからわずか1年半で約300人ものメンバーが集まりました。

王さん:Unityにおいては、具体的には、ランチ会や勉強会などのイベントを実施したり、メーリングリストでLGBT関連情報を流しています。
加えて、マネジメントや経営層がサポーティブであり、社内のお知らせなどでもLGBTに関する記事が発信され、可視化されています。
一藤さんの話にもありましたが、実際に私が同性パートナーと結婚式を挙げた際には結婚祝い金を頂いたりと、上辺だけでなく本当に取り組みが行なわれていると感じました。

 

−−学生に対するメッセージをお願いします。

板橋さん:採用の際また働く上で、LGBTであるかどうかは全く関係ないと考えています。
やりたいことを大切にした上で、自分らしく働いて欲しいと思います。

一藤さん:弊法人には人を育てる社風が根付いています。
外部講師ではなく、社内のプロフェショナル達による勉強会や研修が日常的に開催され、社内専門研修だけで150以上のプログラムがあります。例えば昨年1年間で、全従業員の10%以上の人が海外で研修を受ける機会も与えられています。
経営、ファイナンス、タックス、ITに興味があるのなら是非応募して欲しいですね。

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